既知最大のカモノハシ、豪州から記載

 オーストラリアの1500~500万年前の地層から既知最大のカモノハシ化石が発見され、記載されました。

 This image shows Obdurodon tharalkooschild, a middle to late Cenozoic giant toothed platypus from the the World Heritage fossil deposits of Riversleigh, Australia. At about one meter (more than 3 feet) in length and with powerful teeth (inset: the holoty
This image shows Obdurodon tharalkooschild, a middle to late Cenozoic giant toothed platypus from the the World Heritage fossil deposits of Riversleigh, Australia. At about one meter (more than 3 feet) in length and with powerful teeth (inset: the holoty

 このカモノハシは、Obdurodon tharalkooschild と命名されています。

属名:ギリシャ語で"長持ちする歯"。歯のない現生種と区別するため。

種小名:オーストラリア先住民のカモノハシの起源に関する神話から、最初のカモノハシを生んだTharalkooにちなむ。

現生のカモノハシは世界にただ1種ですが、その祖先の側系統には現生とかなり異なったものが生存していました。

化石の産地はクイーンズランド州北部のRiversleigh世界自然遺産地域で、化石哺乳類産地として有名なところです。

 記載は1本の下顎第1臼歯に基づいています。歯のサイズから、推定体長1mとされています。これは現生のカモノハシの2倍の大きさになります。歯の形状から、Obdurodon はザリガニなど水生甲殻類のみならず、カエルや肺魚、小型のカメも食べていたと考えられています。

 最古のカモノハシは6100万年前の南米から発見され、カモノハシの進化史において、歯の退化・消滅と体サイズの縮小が伴っていたと考えられていました。しかし絶滅したObdurodon ではそうではなく巨大化していたことがわかり、研究者に衝撃を与えています。

NHK ユーレカアラート サイエンス ナショナルジオグラフィック(日)

Pian, R., M. Archer, and S.J. Hand. 2013.

A new, giant platypus, Obdurodon tharalkooschild, sp. nov. (Monotremata, Ornithorhynchidae), from the Riversleigh World Heritage Area, Australia.

Journal of Vertebrate Paleontology 33(6):1-5.

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