トカゲの一種、レッドヘッド・アガマを跳躍させ、その生体メカニクスを研究した論文が発表されています。研究では、レッドヘッド・アガマの跳躍状態を高速度ビデオで撮影し、尾が果たす役割を分析しています。尾は跳躍の安定化に貢献していることがわかりました。また、”Tailbot"という、尾の役割をするものを付けたロボットを跳躍させた際も、"尾"が姿勢を安定化させることがわかりました。
映画「ジュラシック・パーク」の終わり近くの場面では、ヴェロキラプトルがアラモサウルス骨格にバルコニーカラジャンプするシーンがあります。ネイチャーニュースなどでは、この仮説が実証されたと報じています。
Thomas Libby, Talia Y. Moore, Evan Chang-Siu, Deborah Li, Daniel J. Cohen, Ardian Jusufi & Robert J. Full(2012)
Tail-assisted pitch control in lizards, robots and dinosaurs
Nature (2012) doi:10.1038/nature10710