5700万年前の哺乳類、Ernanodon antelios の謎解明

Ernanodon antelios は、暁新世、5,700万年前の中国に生息していた哺乳類です。これまで1個の標本からのみ知られていました。そのため、系統などについて議論があったそうです。

Fig. 1. These are elements of the skeleton of Ernanodon from the Naran Bulak locality in Mongolia.
© Peter Kondrashov

モンゴルのNaran Bulak で発見された第2標本により、この議論に終止符が打たれたそうです。アナグマ程度の大きさのこの動物には非常に頑丈な四肢と爪があり、そこから、穴を掘ることに高度に特殊化していたといえるそうです。巣穴や餌のためでしょう。

上はセンザンコウ、下側が標本の骨格
This shows skeletons of Chinese pangolin (Manis pentadactyla) (top) and Ernanodon antelios (bottom) from China. Specimens are not to scale. (Manis – Wikimedia commons – free use; Ernanodon © Peter Kondrashov)

系統について、これまで、アリクイやアルマジロに近縁だという説と、センザンコウに近縁という説がありましたが、センザンコウに近縁なことがわかりました。ただし、センザンコウの系統からごく初期に分岐した系統ということです。

 

Kondrashov, P. and A.K. Agadjanian. 2012.

A nearly complete skeleton of Ernanodon (Mammalia, Palaeanodonta) from Mongolia: morphofunctional analysis.

 Journal of Vertebrate Paleontology (32)5:983-1001.

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