米大陸で35年ぶりに肉食哺乳類記載

米スミソニアン協会の研究者たちが、15日、米大陸で35年ぶりになる、肉食哺乳類の記載を発表しました。アライグマ科オリンゴ属の新種、Bassaricyon neblina と命名されています。

the newest species of mammal known to science, the olinguito (Bassaricyon neblina)(Photo by Mark Gurney)
the newest species of mammal known to science, the olinguito (Bassaricyon neblina)(Photo by Mark Gurney)

コロンビアやエクアドルのアンデス高地の雲霧林に生息していて、体長は約35㎝、30~40㎝の尾がある。雌雄の体格は同じ程度とのことです。体重は約900g。夜行性で主に果実や昆虫を食べるが、昆虫や蜜も食べるそうです。

この新種、1920年代に米ニューヨークの動物学者が、博物館にある標本がこれまでのオリンゴ属と違うことに気付いたが、記載までに至らなかったそうです。また1960~70年代に、少なくとも1匹が米の動物園で飼育されていたそうです。しかし、新種と断定されなかったのです。

スミソニアン国立自然史博物館のキュレーター Kristofer Helgen らのチームがDNA鑑定も含め、新種と断定したものです。

スミソニアンサイエンス Pensoft NHK 朝日新聞

 

Helgen KM, Pinto CM, Kays R, Helgen LE, Tsuchiya MTN, Quinn A,  Wilson DE, Maldonado JE (2013)

Taxonomic revision of the olingos (Bassaricyon), with description of a new species, the Olinguito.

ZooKeys 324: 1. doi: 10.3897/zookeys.324.5827

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