2014年

3月

01日

サウリア類の起源および初期進化

 サウリア類(Sauria)は双弓類のクラウングループで、トカゲ、ヘビ、ワニ、恐竜、鳥類などが含まれます。この起源および初期進化の論文です。

Simplified phylogenetic relationships of Diapsida.
Simplified phylogenetic relationships of Diapsida.

アブストラクトほにゃ訳

 サウリア類(Sauria)は、双弓類のクラウングループであり、レピドサウルス形類と主竜形類に細分され、現生および化石四肢動物の多様性の高いパーセンテージを含む。レピドサウルス形類と主竜形類間(ワニートカゲまたは鳥類ートカゲ分岐)の分岐は、四肢動物系統の分子解析における重要なキャリブレーションであると、考えられている。サウリア類の化石記録は中生代および新生代では非常に豊富であるが、古生代後期の化石記録には問題がある。いくつかのペルム紀の記録はサウリア類と言及されているが、これらの記録のいくつかの系統の親和性には疑問が残る。私たちは、骨組織学を含む初期サウリア類の進化に関する新データを提供して、ここでこれら標本のすべてを再検討し見直し、新しい形態学的系統データセットを提供する。私たちは、ペルム紀にレピドサウルス形類の有効な記録がないとした先行研究を支持し、ペルム紀の記録のいくつかを主竜形類とした先行研究も却下する。最も情報価値のあるペルム紀の主竜形類は、中後期ペルム紀西武ヨーロッパ産の Protorosaurus speneri である。ペルム紀後期タンザニアから産出した、歴史的に問題のある標本は、基盤的主竜類の新属新種 Aenigmastropheus parringtoni として再記載・再確認された。ロシアのペルム紀後期から産出した、プロトロサウルス類と目された  Eorasaurus olsoni は、主竜形類の中に回収され、そのグループの最古のメンバーでありうるが、このポジションに対する系統学的支持は低い。ロシアのペルム紀末期産 Archosaurus rossicus の主竜類のクレード、プロテロスクス科への割り当ては支持される。私たちの再検討から、ワニートカゲ分岐は2億5470万年の最小分岐キャリブレーション日を示唆している。パンゲアの北方(北緯30°)および南方(南緯55°)に基盤的主竜形類の出現があることは、これまで認識されていたよりも、ペルム紀後期にこのグループにより広範囲な古生物地理分布があったことを示唆している。初期主竜形類の成長戦略は、Aenigmastropheus の骨組織学に関する新データを基礎としてこれまで示唆されてきたより、さらに多様化していたように見える。

Ezcurra MD, Scheyer TM, Butler RJ (2014)

The Origin and Early Evolution of Sauria: Reassessing the Permian Saurian Fossil Record and the Timing of the Crocodile-Lizard Divergence.

PLoS ONE 9(2): e89165. doi:10.1371/journal.pone.0089165 論文

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