恐竜博2016 チンタオサウルス骨格組立

 2016年3月2日、国立科学博物館、恐竜博2016会場でチンタオサウルス骨格組立が行われました。この骨格は、もともと福島県広野町役場に展示されていましたが、東日本大震災で損傷したものです。長谷川善和(群馬県立自然史博物館名誉館長)を代表とする研究者らが発起人となり、クラウドファンディングの手法で資金を集め、修復しています。クラウドファンディング自体は3月2日時点も継続していますし、資金も100%集まっていません。ぜひ、この記事をご覧になった方々もご協力いただけたら幸いです。恐竜でフクシマを応援しようクラウドファンディングサイト 恐竜博2016公式サイト

3月2日、作業は若干遅れ気味でしたが、展示予定場所に足場が組まれ、骨格組立が始まりました。まず、胴椎骨パーツが吊り上げられ、後ろ脚が接続されます。ついで尾椎骨パーツや骨盤、肋骨などそれぞれの骨が取り付けられました。

後ろ半身の組立が終わると、足場を撤去。ついで前半身の組立が始まります。

最後に頭骨が取り付けられると、組立完成!

組立の前や組立後、国立科学博物館の真鍋真先生からチンタオサウルスの解説やクラウドファンディングのことも説明がありました。また、骨格の修復にあたった、ゴビサポートの高橋功代表から、被災した骨格の状態や修復方法(結局すべて型をとって新しい素材で作りなおしました)の説明がありました。

真鍋先生からは、従来のゴジラ型直立姿勢から前傾姿勢に直したこと。一方、角については広野町民になじみがあるため、従来型の復元にしたと説明がありました。

クラウドファンディングのリターンのひとつである、チンタオサウルスフィギュア。神流町恐竜センターで製作されたものです。リターンフィギュアには感謝の言葉とシリアルナンバーが入っているとのことです。

組立後、握手をかわす真鍋先生と高橋功代表

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